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2006年2月10日 ケータイのデザインをもっと自由に●リポート「ウィルコムPHS端末」 携帯電話会社は、いずれもデザイン重視の姿勢を強めている。こうした流れが、PHS会社にも波及し始めた。ウィルコムは2005年11月、新コンセプトのPHS端末「TT」を発売した。デザインを手がけたのはリーディング・エッジ・デザインの山中俊治氏だ。
 TTは、最近では珍しいストレートタイプ。幅47.8ミリ、全長101ミリ、重さ66グラムとサイズはかなり小さい。しかしそのボディーには、これまでの携帯電話機の常識を破る可能性が秘められている。
全体の形状を見るとまず、まず直線的な輪郭が特徴的な正面の表情に目が留まる。しかし裏返すと、正面とは対照的に曲面でおおわれた柔らかい印象の背面が現れる。TTを実際に持ってみると、この背面の適度な丸みが人差し指と中指にフィットして、握りやすい。
多くの携帯電話機の場合、電池などを収納する裏面は、平面で構成されている。そういう意味でTTの曲面は従来の携帯電話機に見られないデザインである。平らな裏面の端末が多いのは、この部分に無線通信などに必要な基板が埋め込まれているからだ。通常は、開発コストを抑えることをもくろんで、必要な機能を1枚の基板に収めるため、どうしても平らな形状になってしまうのだ。
しかし、TTでは曲面ボディーを実現するために、基板を3枚に分割し、少しずつずらして本体内部に収納している。さらに基板のための空間を確保するために、従来よりも薄いバッテリーをTT専用に開発したと言う。
TTの製造メーカーは、ネットインデックスである。同社は、これまでPHS用の通信カードなどを手がけてきたが、通話機能のある端末を開発した経験はなかった。同社の鵜野正康社長は「曲面を使った形状は、メーカーにとっては難易度の高いデザインだった」と話す。しかし、通話機能を備えた端末を外部デザイナーと共同で初めて開発した経験は「いい勉強になった」(鵜野社長)と言う。社内にデザイナーを抱えていない同社は、今後も外部デザイナーと共同で端末開発に取り組む考えだ。……
●この記事は、日経デザイン2月号リポート「ケータイのデザインをもっと自由に、通信カードがメーカーの参入を促す」からの抜粋です。全文は日経デザインでお読みください。
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