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2005年8月8日 ゴキブリの絵、どこまで許せますか? 日本で最もポピュラー、かつ、嫌われる害虫と言えばゴキブリ。300人を対象に調査したところ、69.4%が「大嫌い」、26.3%が「嫌い」と答えた。
ゴキブリが部屋に出たらどうするか。「駆除用品で退治する」と答えた人が52.7%、「新聞やティッシュ、スリッパなどを用いて捕獲して捨てる」と答えた人が38.7%。「そのほか」を選んだ5.3%の中には、「家内を呼ぶ」「親に始末してもらう」といった他人任せの人が多かった。  上のAとBはどちらも、プラスチックケースの中に仕込んだ毒入りのエサでゴキブリを殺す、キャップ型の駆除用品。Aはアース製薬が2005年春に発売した「ブラックキャップ」、Bはタニサケが19年前から販売しているロングセラー商品「ゴキブリキャップ」だ。
実は、ゴキブリが苦手であれば苦手であるほど、購入しにくい商品がある。リアルなゴキブリの絵がパッケージに描かれた駆除製品だ。ゴキブリが嫌いな287人に「ゴキブリ駆除用品にゴキブリの絵が描かれている点についてどう思うか」と聞いたところ、5.9%の人が「見るのも触るのも嫌なので、ゴキブリの絵はパッケージに載せないでほしい」と答え、36.9%の人が「大ざっぱな絵やコミカルなイラストならまだしも、写実的な絵や写真は載せないでほしい」と答えた。
より深刻なのは287人中11.5%に当たる33人が、パッケージに描かれたゴキブリの絵が原因で商品を購入しにくかった、あるいは、購入できなかったことがあると答えたのだ。さらに、33人中、14人は結局、駆除用品を購入せずに事態をやり過ごしていてのだ。
ゴキブリの絵を見るのも嫌という人に配慮し、ブラックキャップではゴキブリの絵をイラストとした。アピール力を損なわず、ゴキブリ嫌いの人に拒否反応を示させない。相反する要求を満たすため、イラストを描くタッチには微妙なさじ加減が必要とされた。
●この記事は日経デザイン8月号104ページ「包装向上委員会」からの抜粋です。
●本誌で紹介しきれなかった詳細な調査結果はこちらでご覧いただけます。 伊東郁乃
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